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阿波晩茶とは?徳島の乳酸発酵茶の製法・健康効果・飲み方を解説

 

阿波晩茶の成分と発酵のメカニズム


阿波晩茶のおいしさと健康効果のひみつは、その独特な発酵のしくみにあります。

ふつうのお茶とはちがう、乳酸菌による後発酵というプロセスが、阿波晩茶だけの成分構成をうみだしています。

ここでは、発酵のメカニズムと、それによってどのような成分がふくまれるのかをくわしくみていきましょう。

土着の乳酸菌による自然発酵で爽やかな酸味が生まれる

阿波晩茶の発酵をになうのは、茶葉や製造環境に自然にいきづく土着の乳酸菌です。

ヨーグルトやチーズのように外からスターター(種菌)をくわえるのではなく、その土地ならではの乳酸菌の力だけで発酵をすすめる点が、阿波晩茶のほかにはないとくちょうです。

茶葉を桶につめて重石をのせると、空気がしゃだんされた嫌気的な環境がうまれます。

この環境のなかで乳酸菌が選ばれるように増殖し、ほかの雑菌のはんしょくをおさえながら、ゆっくりと1〜3週間かけて発酵をすすめます。

発酵によって乳酸がつくりだされることで、阿波晩茶ならではのさわやかな酸味が生まれます。

この酸味は、お茶漬けや食事といっしょに飲むときにもよくあい、毎日飲みつづけたくなるやみつきになる風味です。

また、産地ごとに土着菌のしゅるいがことなるため、那賀町と上勝町では風味にもちがいがうまれ、飲みくらべを楽しむ愛好家も少なくありません。

カフェインとカテキンが減少して刺激が少なくなる

阿波晩茶が、ほかのお茶とはっきりことなるもうひとつのとくちょうは、カフェインとカテキンの含有量がひじょうに少ない点です。

一般的な緑茶やほうじ茶には、神経をたかぶらせるカフェインと、渋みのもととなるカテキンがゆたかにふくまれています。

ところが阿波晩茶は、夏に成長しきった成熟した葉を原料としてつかうことで、もともとのカフェイン・カテキン量がおさえられています。

さらに発酵のプロセスによってこれらの成分が分解・減少するため、できあがったお茶には渋みがほとんどなく、まろやかな飲み口が実現されます。

カフェインによる不眠や胃への刺激を気にせずのめるため、夜の一杯にもぴったりです。

お茶の苦みや渋みがにがてなかたにとっても、阿波晩茶はとてものみやすいお茶として親しまれています。

GABAやグルタミン酸などのアミノ酸が含まれる

発酵によるめぐみは、酸味や飲みやすさだけではありません。

阿波晩茶には、発酵の過程でさまざまなアミノ酸がつくられることもわかっています。

なかでも注目されるのが、γ-アミノ酪酸(GABA)です。

GABAはリラックス効果や血圧をおだやかに保つはたらきがあるとして、近年おおくの研究で注目されている成分です。

また、うまみのもととして知られるグルタミン酸やアスパラギン酸もふくまれており、阿波晩茶の奥ゆきある風味をかたちづくっています。

一方で、緑茶にゆたかにふくまれるリラックス成分のテアニンは、発酵によって減少します。

このように、阿波晩茶は発酵という工程をへることで、ほかのお茶とはまったくことなる成分プロフィールをもった、特別な飲みものへと変化します。

阿波晩茶の健康効果

阿波晩茶は、おいしさだけでなく、科学的な研究によって健康へのさまざまなはたらきが明らかになりつつあるお茶です。

毎日の生活にとりいれることで、アレルギーや腸内環境、血糖値といった、現代人がかかえる悩みにアプローチできる可能性があります。

以下では、阿波晩茶の代表的な健康効果をひとつひとつみていきます。

花粉症や鼻炎などアレルギー症状を抑制する作用がある

阿波晩茶のもっとも注目すべき健康効果のひとつが、アレルギー症状をおさえるはたらきです。

徳島大学の研究により、阿波晩茶にはアレルギー疾患にかかわる「疾患感受性遺伝子」の発現をよくせいする成分がふくまれることが明らかになりました。

このはたらきは、一般的な抗ヒスタミン薬とはことなるアプローチです。

抗ヒスタミン薬はアレルギー反応がおきたあとにはたらくのに対し、阿波晩茶はサイトカインシグナルのよくせいによって、そもそもアレルギー反応がおきにくい体の状態をつくることが期待されています。

花粉症や通年性の鼻炎、アトピー性皮膚炎など、慢性的なアレルギーに悩むかたにとって、毎日飲みつづけることで症状の改善が期待できる点は、大きなメリットといえます。

医薬品とちがって副作用の心配が少なく、継続しやすいことも、阿波晩茶が注目される理由のひとつです。

植物性乳酸菌が腸内環境を整え血糖値の上昇も緩やかにする

阿波晩茶には、植物性乳酸菌がゆたかにふくまれています

植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌(ヨーグルト等)とくらべて胃酸への耐性が高く、生きたまま腸にとどきやすいという特性があります。

腸内に届いた乳酸菌は、腸内フローラのバランスをととのえ、便通の改善や免疫力の向上にはたらくことが知られています。

腸は「第二の脳」ともよばれ、心身の健康全体に影響をあたえる大切な器官です。

毎日の阿波晩茶習慣が、腸内環境を内側からサポートします。

また、血糖値の上昇をおだやかにする効果も研究で報告されています。

食後の血糖値の急激な上昇(血糖値スパイク)は、糖尿病リスクや慢性的な疲労感の原因になるとされています。

食事といっしょに阿波晩茶を飲む習慣をとりいれることで、血糖値の上昇をゆるやかに保つことが期待されています。

カフェインが少なく子どもや妊婦でも飲みやすい

阿波晩茶は、産地ではむかしから「赤ちゃん茶」ともよばれてきました。

その理由は、カフェインの含有量がひじょうに少ないからです。

緑茶やコーヒーにふくまれるカフェインは、妊婦さんや授乳中のかた、小さなこどもには摂取量に注意が必要な成分です。

阿波晩茶は発酵によってカフェインが大きく減少しているため、家族みんなで安心して飲めるお茶です。

妊娠中のかたや、こどもに安全な飲みものをえらびたい保護者のかたにとっても、日常的にとりいれやすい飲みものとして、ぴったりの選択肢といえます。

夜寝るまえに飲んでも眠りのさまたげになりにくく、リラックスタイムのお供としてもおすすめです。

阿波晩茶の美味しい飲み方・使い方

阿波晩茶のおいしさを最大限にひきだすには、淹れかたや使いかたのコツをおさえておくことがたいせつです。

急須でゆっくり蒸らす、煮出してたっぷりつくる、水出しでまろやかに仕上げるなど、目的やシーンによって使い分けることができます。

また、飲むだけでなく料理にもいかせるのが阿波晩茶の魅力です。

急須・煮出し・水出しの3つの淹れ方がある

阿波晩茶には、シーンや好みにあわせてえらべる3つの基本的な淹れかたがあります。

淹れかた 分量の目安 時間の目安 風味の特徴
急須 茶葉3〜5g・熱湯適量 3〜5分蒸らす 酸味とうまみのバランスがよい
煮出し 茶葉5g・水1L 沸騰後、弱火で2〜3分 しっかりした味わい・まとめてつくれる
水出し 茶葉5〜6g・水1L 冷蔵庫で5〜6時間 まろやかでクリアな飲み口

急須で淹れるときは、山吹色になったら飲みごろのサインです。

煮出すときは高温で煮すぎると酸味や渋みが強くでてしまうため、沸騰したら弱火におとしてみじかく煮出すのがポイントです。

水出しは夏場にとくにおすすめで、まえの夜に仕込んでおけば、あくる朝すっきりとしたひんやりの一杯が楽しめます。

はじめて阿波晩茶をのむかたは、まずは水出しからためしてみると、やさしい風味でとりいれやすいでしょう。

茶殻を使った茶めしやお茶漬けにも活用できる

阿波晩茶のおいしさは、飲むだけではもったいないかもしれません。

煮出したあとの茶殻にも栄養や風味がのこっており、「ゼロ・ウェイスト」の考えかたで料理にいかすことができます。

徳島では古くから親しまれてきた食べかたのひとつが、阿波晩茶を使ったお茶漬けです。

炊きたてのごはんにあわせて注ぐと、発酵茶のさわやかな酸味がごはんとほどよくからみ、食欲のないあつい日にもさらさらと食べられます。

また、茶めし(茶飯)もおすすめの使いかたです。

煮出した茶液でごはんを炊くだけでなく、茶殻に塩をもみこんでごはんといっしょに炊きこむことで、阿波晩茶の風味を丸ごと味わえます。

茶葉にふくまれる成分もまるごととれるため、栄養面でもうれしい食べかたです。

日々の食卓に阿波晩茶をとりいれることで、飲みものとしてだけでなく、料理のかくし味としても大活躍してくれます。

阿波晩茶の入手方法

阿波晩茶は、伝統的な手仕事によってつくられるため大量生産がむずかしく、希少性の高い特別なお茶です。

しかし現在は、現地に行かなくても手にいれやすいルートが整ってきています。

自分のライフスタイルにあった入手方法をえらびましょう。

 

通販や販売代理店購入できる

長谷川亮・鍼灸院では手軽に飲めるティーバッグと栄養素をギュッと詰め込んだサプリを販売しております。

当院でも直接販売しておりますし、ECサイトでも販売を行っておりますので、こちらの販売サイトも是非ご覧ください。

※保存の際は直射日光をさけ、しっけのない場所に保管することで、風味を長くたのしむことができます。

まとめ

阿波晩茶は、徳島県の山あいの地で古くから受けつがれてきた、世界でも類をみない乳酸菌発酵茶です。

夏の成熟した葉を摘み、茹でて摺り、桶で発酵させ、天日で干すという手間ひまかけた工程が、ほかのお茶にはないさわやかな酸味とまろやかな飲み口をうみだしています。

カフェインやカテキンが少なく、こどもや妊婦さんをふくむ家族みんなで飲める安心感も、阿波晩茶ならではの魅力です。

アレルギー症状のよくせいや腸内環境の改善、血糖値の上昇をおだやかにするはたらきなど、科学的な研究によって裏づけられた健康効果も注目されています。

急須・煮出し・水出しと、自分のライフスタイルにあわせた淹れかたをたのしめるのも魅力のひとつです。

毎日の一杯に阿波晩茶をくわえることで、伝統の味と健康のめぐみを、ぜひ自分自身で体感してみてください。

引用元:AutoPhagyGO inc.(オートファジーゴー)

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